special day
ハナとの出会いは運命だった、と今も私は思っています。
初めて《英国ゴールデンレトリバー》の存在を知ったのは、ついこの間のことです。
私はその頃大学に通っていました。いつものように友達とお昼を食べていた時の会話。
“学校の隣にレトリバー専門店ができたん知ってる??”
そう話をしてくれたのは、ついこの間お兄さん夫婦がチョコラブちゃんを飼い始めた友人でした。
話を聞いた次の瞬間(?)、私はそのお店にいました(笑)。
ゆったりと歩いて何者だ??と匂いを嗅いでくる大人ラブ、ケイジの中から澄んだ目でこっちを見ている子犬ラブ。
その中に運命の出会いがありました。
ラブちゃんに混じって、一匹だけ真っ白なラブより少し毛の長いワンこがいたのです。
おおおおおおおおお〜!!!!!!!!!!!!
お店の人の話を聞いて、その子が英国ゴールデンと知りました。
どれくらい私はそこにいたでしょう。。もう虜になっていた私はその場から離れられずにいました。
この子に決めた!!! 勝手にそう決心した私がいました。
ただ、そう簡単に犬を飼えるわけがないということは、自分が一番よくわかっていました。
小さい頃から“犬が飼いたい”と言う度に返ってくる言葉は“旅行にも行けなくなるし、いつかは死んじゃうんだよ”でした。
その日から私は本やインターネットで英国ゴールデンについて調べ始めました。夢中になると誰にも止められない。私の性格が発揮され始めたのです。
周りの友人にもその話ばかりしていました。
その中の友人でワンコを3匹飼っている子がいたのですが、突然の電話。
彼女のお母さんが大の愛犬家で、私の話を聞いてお母さんも英国ゴールデンを調べ始めて、英国ゴールデンを繁殖しているブリーダーさんに電話をしたというのです。
お母さんは、娘の友人で英国ゴールデンを飼いたいと言ってる子がいるということで話をしたところ、学生さんが知ってるなんて!とえらく感動されたそうで、
この間産まれたばかりの子犬のなかに一匹ケガをして指を一本なくしてしたった子がいる、
うちで繁殖犬として育てようかと思っているけど、もしその子でもよければ、お譲りします。と話してくださったのです。
私は動揺を隠せませんでした。初めてあの店であのワンコを見てから10日もたっていなかったし、そんなにすぐに現実の話になるとは思っていなかったからです。
一度見においでという話でしたが、家族はもちろん猛反対。予想通りでしたが、その日から毎日家族会議。毎日泣きながら話をしていました。
見ると情がわくから、と引きとめられましたが、私は数日後京都に一人向かっていました。
はじめまして。ブリーダーさんがしっかりと手に抱いたその子はお昼寝中で目がとろ〜んとしていました。足も見せてもらったところ、言われなければわからないほど。
その時の私は、私がこの子を守ってあげるんだ、幸せにしてあげたい、その思いで心がいっぱいでした。
帰ってから、また何日も家族会議。私はどれだけ泣いただろう。。。
結局、最後まで反対されましたが、飼ってもいいよという父とともにその子を迎えに行きました。
ハナ。その名前になったのは我が家に来てから1週間も後のことでした。
話をはしょってしまいましたが、ハナが我が家に来るまでの毎日はとても濃く、私にとっては期待と不安、葛藤の毎日でした。
ただ、今ここにハナがいるという事実。その今にとても感謝しています.
何よりこんな私に付き合って(半分諦めもあるでしょうが。。。)くれて毎日あたたかくハナを見てくれている家族にありがとうの気持ちでいっぱいです。
そして、私に大学の隣の店を教えてくれた友人、ブリーダーさんに電話してくれた友人とお母さん、そしてハナを私に託してくださったブリーダーさん、
いつも悩んでいた私の話を聞いてくれて、力になってあげたいと言ってくれた人(手紙作戦ありがとう)、このホームページを作ろう!と力になってくれて
ハナを愛し、可愛がってくれた人、みんなに感謝の気持ちでいっぱいです。
ハナ、これからもよろしくね。
まだまだ続きます。 special days...
2004.5.6