THEY'RE BACK AND THEY CAN'T BE STOPPED...
1tym
"WE GON' MALE YOUR BODY ROCK"

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2002年1月21日午後1時、夜中突然下がった気温のお陰で、早朝からソウルには雪が降っていた。1TYMは午前11時半、スポーツ新聞との短いインタビューを終えて、この日の初放送出演スケジュールがあるロッテワールドへ向かった。「What's Up Yo!」の公開放送が予定されているロッテワールド内のSBSテーマパーク入り口にには既に百余名は優に超えたように思われる1TYMマニア達が待機しており、スタジオ内へ入ると、当日一緒にステージに上がるハイテクメンバー達の見慣れた顔が見えた。グループ構成メンバー達の多くが変わったが、1TYMの1集ステージから一緒にやってきたハイテクには現在独立した活動も多くありながらも、相変わらずYGファミリーとして感じさせてくれる彼ら。1TYMのカムバックスケジュールが決まって、オ・ヨンジュとイ・ジェウクを中心に振付構成に熱を上げていたハイテクはこの何日のぎゅうぎゅうに詰まったスケジュールのせいでろくに家に帰る時間もなかったそうだ。

昨日僕達のスケジュールだけでも3つありました。しかも今日は2集の曲もやるということで、スケジュールを終えて、また練習室に行かなければならなかったんです。疲れすぎて死にそうです。(ヤク・ジョンムン)

2集の曲というと『One Love』?その振付を思い出して?
そうですよ。僕達がやっていた振付だけど思い出せなくて、録画したテープを見ながら合わせ直したんです。1TYM達もそれを覚えているのか分かりませんね。(ヤク・ジョンムン)

Sophomore Jinx(最初のアルバムでヒットを飛ばして、次のアルバムが芳しくない現象)という言葉をいい意味であざ笑ってもしても、1TYMの2枚目のアルバムは最初のアルバムの成功をはるかに超えてしまい、お陰でメンバー達が1TYMとして持っていた自信や自負心をやはりその強靭さを更に感じさせた。2つのタイトルトラックを全てプロデュースしていたTeddyの場合、音楽を作る作業にすっかりハマってしまったようで、実際2000年9月、1TYMの公式な2集活動が終わってからYG Entertainmenがあるハプチョンドンの事務所には比較的よく姿を現していたメンバーがやはり彼だったことをよく記憶している。忙しい日程を整理して、当分の間LAの家に行って来た彼は、かなりの機材を自分の部屋に装備していても、、本当によく事務所に現れていた。

いつだったか彼が突然「今まで聴いていたヒップホップの曲の中で一度聴いてすぐに耳についた曲がありますか?」と訊いてきたことがあった。当時その質問に対してどんな答えをしたのかよく覚えていないが、何日後かに彼がジヌションのアルバムに収録される曲を作っているという話を人伝に聞いて、質問の意図が大方理解できた気がした。
いずれにしても彼は予定していたアメリカ行きをやめ、作業とレコーディングを進める為に音楽を作る作業に中毒になったように思われた。そしてその成果物がまさに『A-Yo』だったのだが、年明けて2001年1月に進められたミュージックビデオの撮影が終了と同時に、最初の予定だったジヌションとの放送活動を諦め、彼はアメリカへ行かなければならなかった。Teddyがアメリカ行きの飛行機に乗った日、スタジオに大詰めのミュージックビデオを撮影していたSeanが「一緒に活動しようと思ってたんだけど、翼を一つ無くしてしまった気分だ」と言っていたが、自分が作った曲がジヌションのタイトル曲となり、アルバムが出ても、ミュージックビデオが出ても、両目と耳 で確認できない状況にあったTeddyが一番もどかしかったであろう。

イ・ジンソク: 私達は今行く途中です。2時定刻に到着すると思います。お一人ですか?

いいえ、ハイテクが最初に来ています。ファン達もたくさんいますし。
イ・ジンソク: 到着したらまた電話しますね。テーマパークがオープンになっている所なので、警護の問題が心配なんだけど、“強い友達(警備会社の名称)”にまず電話をしなければいけませんね。

あきれるくらいにしらけさせるユーモアでいつも周囲の人達から愛と非難を一途に受けているイ・ジンソク車長(運転手を兼ねたマネージャー)は1TYMのデビュー当時からずっと一緒にいたマネージャーだ。ずっと大変なスケジュールを消化させながらも、ファン達にさえ一度も激しく腹を立てたりしたことのない彼は、1TYMのカムバックの20余日前の昨年12月末に結婚した。今は暫く新婚気分に浸っていなければならない時だが、彼は最近1TYMと予定されている2ヶ月の時間をぎっちり過ごすのが目一杯なくらいに忙しい。2ヶ月に限定された活動期間。以前の活動と比較してみると、べらぼうに短い時間だが、メンバーがそれぞれに気ぜわしくならないように努力していることが目に見えるくらいに、4人の心は一つに向かっている。カムバックを前に、何度も「今俺達がカムバックしたら、みんな死ぬぜ!」と連発していたオ・ジンファンとTeddy。

オ・ジンファン: 若干焦りが感じられはしたが、そのことでメンバー達の間でぶつかったりはしないですよ。絶対に。準備したことを全て圧縮してステージに上がる時ごとに一回ずつ爆発させればいいだけですから。

Danny: 正直言って、もっと長くやれればいいんだけど、これ以上そんな想いに執着しないようにしていますよ。ずっとそう考えたからって状況が変わる訳ではないんだし。代わりに2ヵ月間で見せられることは全てお見せしなければと思います。時間が延びるよりも、逆にいいこともあると思います。

Teddy: 活動期間の制約を受けたことよりも僕が今風邪にかかっていることがもっと残念です。グアムにいる間、韓国に来てみんなを死なしてしまおう(死ぬくらいに痺れさせてしまおう)と思っていたのに、来るや否や体調が悪くなってステージに上がる前に声を大事にするのに必死で、本当にストレスがたまりました。ステージに上がって、かすれた声ででも張り切ってやろうとしてたんだけど、それをするのにもあまりに辛くて・・・。


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